【完】☆真実の“愛”―見つけた、愛―1


「草志、貴方、なんでここに―…」


夕蘭が手紙を置いて消えて、向かった先なんて分かっていた。


「ここは、後宮よ。男の人は、陛下しか―…」


驚いた顔をする夕蘭の手には、赤子が抱かれていた。


小さな、赤子が。


「お前は、俺が嫌いになったのか?」


あんなに愛し合って、幸せで、抱き締めあった日々。


それをこいつは、意図も簡単に捨てた。


< 149 / 425 >

この作品をシェア

pagetop