【完】☆真実の“愛”―見つけた、愛―1
夕蘭を二度、失って、俺は壊れた。
何するにも、何も感じない。
悲しいなんて、わからない。
(なぁ……どうせなら、俺も一緒につれていってくれよ)
あのとき、夕蘭を殺していれば、今、どうなっていただろう。
やっぱり、こうして、後悔していたのだろう。
だって、死にたくても死ぬことができないのが、俺ら、守護聖なんだから。
「っ……!」
涙が溢れた。
止めていた、想いごと。
「夕蘭……っ!」
愛してる、愛してる。
なにがあっても、お前だけを。
愛し抜くと誓うから。
いつだって、お前が穏やかな幸せに気づかせてくれるんだ。
「戻ってきてくれ……」
命は、平等に終わってく。
なら、俺はどうして、死ねないのだろう……?
死にたい、死にたい、死にたい、死にたい。
夕蘭に会いたい。
叶わない夢、愛している人。
俺は、襲いくる悲しみに身を委ね、眠りについた。