【完】☆真実の“愛”―見つけた、愛―1
沢山あるなかの、一つの国―…炎を操る国で生まれた、前世の俺。
名を、炎樹といった。
気まぐれに生きていたある日、天帝の故郷である月の国に昔から伝えられる“姫”が生まれる。
それが、その先、炎樹たちが命を懸けて愛し、守ろうとする姫である。
天帝の代替わり(何千年に一回)の度に、各国の王に伝えられる伝説の“姫”。
“姫”は、人間界で何かが滅びる前兆で生まれてくる。
地が枯渇するときや、緑が消えるとき、水がなくなるときなど、本当になんでも様々だ。
天帝の故郷である月や炎樹の故郷である炎、他にも、水、風などと、人間界の自然の力はすべて、天界の各国の王が操っていた。