アオイロノヒマワリ ―咲―


「…………っ」




眩しさが静まり、ゆっくり目を開けた。





そして、言葉を失った。




「え……、此処何処……?」





目の前には古い木造の建物に淡い光を放つ提灯。




あとは着物を着た人達──。




ちょっと待って、何で私、映画のセットみたいな所にいるの?





私がいたのって、鴨川だよね?




映画村じゃないよね?




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