副社長はウブな秘書を可愛がりたくてたまらない
「あのあと言ってなかったっけ? 副社長と三浦さんは、明日奈に絡んでた幹事の人に無理矢理参加させられただけだったらしいわよ。なんか男性側の二人が急な残業で来られなくなって、偶然あのお店で食事してた二人に声を掛けたみたい」
「――み、三浦さん!?」
今度は私が机に手をついて立ち上がると、彼女は驚いて跳ね上がった。
「び、びっくりした……。なに? 三浦さんが、どうかしたの?」
どうかしたもなにも、三浦という名前にはもの凄く聞き覚えがある。
嫌な予感とともに、駆け巡るついこの間の記憶。
「ねぇ、その三浦さんって、背が高くて、可愛らしい顔立ちで、暗めの茶髪の、明るそうな人だったりしないよね……?」
「あぁ、そうそう! そんな人! ていうか明日奈あんた、あの場にいたんだから覚えてないの?」
手のひらをポン、と叩く彼女を見て、私の一縷(いちる)の望みは砕け散った。
やっぱり、あの人が……。
「あのときはそれどころじゃなくて人なんて見てる余裕なかったんだもん……」
でもまさか、あの人もあの場にいたなんて。
副社長も三浦さんもなにも言わなかったものだから、今日まで全く気付かなかった。
「――み、三浦さん!?」
今度は私が机に手をついて立ち上がると、彼女は驚いて跳ね上がった。
「び、びっくりした……。なに? 三浦さんが、どうかしたの?」
どうかしたもなにも、三浦という名前にはもの凄く聞き覚えがある。
嫌な予感とともに、駆け巡るついこの間の記憶。
「ねぇ、その三浦さんって、背が高くて、可愛らしい顔立ちで、暗めの茶髪の、明るそうな人だったりしないよね……?」
「あぁ、そうそう! そんな人! ていうか明日奈あんた、あの場にいたんだから覚えてないの?」
手のひらをポン、と叩く彼女を見て、私の一縷(いちる)の望みは砕け散った。
やっぱり、あの人が……。
「あのときはそれどころじゃなくて人なんて見てる余裕なかったんだもん……」
でもまさか、あの人もあの場にいたなんて。
副社長も三浦さんもなにも言わなかったものだから、今日まで全く気付かなかった。