天使と悪魔の子

小学二年生


私は訳あって母と二人で一日を過ごすことになった。


初めて、彼女の顔をきちんと見た。


「これ、あげるね。」


何袋かに大量に入った玩具。


『ありがとう、お母ちゃん。』


その時、ちゃんと笑えていただろうか。


彼女はどんな顔で私を見ていたのだろうか。


ただわかったのは、彼女も“寂しかった”んだってこと。




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