Cymbidium
『はぁ…』
愛美は思わずため息をついた。
にしても2箱って。前見えないし…
もし転んだら先生呪ってやる。
結構な重量のあるダンボール2箱。しぶしぶ持ったけど、重いのなんの。やっぱもっと文句言えばよかった。
そう思っていたのもつかの間、急に腕にあった重みが消えた。
「オネーサン、どこまで持ってくのっ?」
声が聞こえた方を向くと、日向翔(ひゅうが かける)が、愛美の持っていたダンボールを2箱とも奪っていた。
『翔!3-1までだけど』
「うん、知ってる。中澤先生に会ったから」
『そうなの?』
「おう。お前のお姫様がきっと困ってるぞーって(笑」
『なんだ姫って(笑』
「ほんとだよな。どっちかっつーと、イスにふんぞり返ってる王様?」
間髪いれずに愛美は二段上り、翔にデコピンをかました。
愛美は思わずため息をついた。
にしても2箱って。前見えないし…
もし転んだら先生呪ってやる。
結構な重量のあるダンボール2箱。しぶしぶ持ったけど、重いのなんの。やっぱもっと文句言えばよかった。
そう思っていたのもつかの間、急に腕にあった重みが消えた。
「オネーサン、どこまで持ってくのっ?」
声が聞こえた方を向くと、日向翔(ひゅうが かける)が、愛美の持っていたダンボールを2箱とも奪っていた。
『翔!3-1までだけど』
「うん、知ってる。中澤先生に会ったから」
『そうなの?』
「おう。お前のお姫様がきっと困ってるぞーって(笑」
『なんだ姫って(笑』
「ほんとだよな。どっちかっつーと、イスにふんぞり返ってる王様?」
間髪いれずに愛美は二段上り、翔にデコピンをかました。