fantasista 2




「良かったね」



冷たく言うあたしに、



「みどり……今までごめんね」



お母さんは泣きそうな顔で言う。




「みどりには色々と心配をかけてしまったけど……

お母さん、幸せになるから見ていてね」





素直に頷けない。

今までその繰り返しだったから。




部屋の中に沈黙が訪れる。

気まずい沈黙だったが、返す言葉もなくて。

あたしは黙って俯いた。


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