fantasista 2





そんな中……





「俺も、みどりさんと結婚しようと思っています」




柊がお母さんに告げる。

ふんっと口を尖らせていたあたしだが、柊の言葉ににやけてしまう。

柊の声に安心してしまう。

やっぱり、柊の力は凄い。





「……結婚させてください」




そう言い直した柊の、まっすぐな言葉に胸が打ち震える。




「絶対に大切にします」




その言葉に、また涙が出そうになった。




あたしは柊に愛されて、すごく幸せだ。

触れた手を、柊はぎゅっと握ってくれる。

その手を絶対に離さないように、きつくきつく握りしめた。


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