fantasista 2









柊とデパートで指輪を見た。

プラチナでダイヤがついた輝く指輪をいくつも指にはめた。

予想以上に高い結婚指輪。

柊がくれた婚約指輪は一体いくらだったのだろう。

そんなこと聞けるはずもなくて、大好きな柊に身を寄せた。

そんなあたしの肩を優しく抱き寄せてくれる柊。

人がいるというのに、こんなにもあたしに甘く優しくしてくれる。

世間からはバカップルなんて思われるかもしれないけど、それでいい。

人の目が気にならないほど、あたしは柊に夢中だ。




いつからこんなに柊から離れられなくなったのだろう。

高校生の時はいつも距離を置いて歩いて、馬鹿だとかオトコオンナだとか罵り合っていたのに。


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