fantasista 2





ハードなアスリートには、もちろん怪我も付き物だ。

ピッチで輝くのも大切だけど、一番は身体を大事にして欲しい。

そのために、あたしも頑張ってご飯を作らなきゃね。






「今日のご飯は何にしようかなぁ……」



呟くあたしに、



「まだメニュー決めてないのか」



柊は言う。




どういうつもりだろう。

じっと柊を見るあたしに、彼は告げる。





「じゃ、少し遊んでから焼肉でも食いに行くか」



「また焼肉?」



「お前はペチャパイに脂肪付けろ!」




またまた滅茶苦茶なことを言われたが……




「いつも作ってくれてるから、今日くらいは休め」





それが本音だと思う。




柊は優しい。

昔からこんなに優しい男だっただろうか。



< 309 / 390 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop