fantasista 2


そんな冷たい戸崎の様子に、黒木剛は全く気付かない。

笑顔のまま、戸崎に言う。




「柊。彼女に俺たちのこと、紹介しろよ。

彼女、引いてるだろ?」





確かにあたしは、黒木剛のイケイケさに引いている。

そして、冷たい戸崎を心配している。





あたしは不安げに戸崎を見る。

そして、戸崎は相変わらず面倒そうにあたしに告げた。




「チームメイトの樹と剛だ」



「よろしくね、みどり」




黒木剛はいきなりあたしの手をぎゅっと掴み、あたしは固まっていた。





なんかこのイケイケさ……

このチャラさ……

この慣れ慣れしさ……

見たことがある。

黒木剛ってまるで……


< 9 / 390 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop