365日、いつまでもふたりで
「でも、暗いし…」
「俺が送ればいい話だろ」
「俺が送る約束してるんで」
なぜか引かない元太。
してもいない約束を引き合いに出されてるのにあたしはなにも話せない。
「ふーん。約束してんだ。じゃ俺帰るわ」
感情のこもってないような声で言うと自分のデスクに向かってカバンを取る。
「須坂さん…帰るんですか?」
やっとの思いで口を開く。
「送る必要ないし、仕事終わってるからな」
そのままブースの扉を開けて出ていく。
「ほんとに帰ったんだ…」
「須坂さんってなんなの?」
「ごめん。急ぎたいから帰ってくれないかな?」
言ってからキツイ言い方になってしまったと気づく。
元太はあたしのために差し入れしたりしてくれてるのに。
「ごめんな。邪魔して」
にっこり笑って元太も扉を開けて出ていった。
ブースに1人になったあたし。
なんでこうなっちゃうのかな。
もっと須坂さんと話したいだけなのに。
「俺が送ればいい話だろ」
「俺が送る約束してるんで」
なぜか引かない元太。
してもいない約束を引き合いに出されてるのにあたしはなにも話せない。
「ふーん。約束してんだ。じゃ俺帰るわ」
感情のこもってないような声で言うと自分のデスクに向かってカバンを取る。
「須坂さん…帰るんですか?」
やっとの思いで口を開く。
「送る必要ないし、仕事終わってるからな」
そのままブースの扉を開けて出ていく。
「ほんとに帰ったんだ…」
「須坂さんってなんなの?」
「ごめん。急ぎたいから帰ってくれないかな?」
言ってからキツイ言い方になってしまったと気づく。
元太はあたしのために差し入れしたりしてくれてるのに。
「ごめんな。邪魔して」
にっこり笑って元太も扉を開けて出ていった。
ブースに1人になったあたし。
なんでこうなっちゃうのかな。
もっと須坂さんと話したいだけなのに。