365日、いつまでもふたりで
「あっれー、竜!」



昼休み、茜に断った手前社内にはいれなくて外に出る。



「希映」



声をかけてきたのは同期の流山希映。

2ヶ月前にこいつとの関係を茜に疑われたっけ。



「お昼?」


「あぁ」


「じゃあ一緒に食べよ」



希映は強引に俺の腕を掴む。



「まだ俺いいともダメとも言ってない」


「どうせ一人でしょ?いいじゃん」



俺の言葉なんかお構い無しにズンズンと歩いて、会社近くの定食屋に入る。



「んーと、竜はどうせしょうが焼きでしょ?」


「うん」


「じゃあ、しょうが焼き定食と……」



希映がメニューを吟味する。



「お前はどれだけ吟味してもどうせ唐揚げ定食だろ」


「あはは。そうだね。てことで唐揚げ定食!」


「はーい!毎度ありー!」



女将さんが伝票にかいて、厨房に戻る。



「毎回結局同じものだよね」


「ん。だから、おまえもメニューなんか見なくていんだよ」


「だって他の食べたくなるかもしれないでしょ」



ぷうっと頬を膨らませる。


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