365日、いつまでもふたりで
「ここから少し歩いてあそこ行きたいんだ」



車をとめて、少し遠くに見える建物を指さす。



「あそこ?」


「うん。歩ける?……なんならおんぶでも……



「あ、歩けるよ!!」


「はは、なんでそんな顔真っ赤にしてんだよ」



あたしの頬に手を触れる。



「だって、おんぶとか恥ずかしいじゃん!」


「それ言う俺の方が恥ずかしいから、そうやって恥ずかしがられるとさらに照れる」



心なしか、ほんのり頬が染まってる。



「最近、キャラ変わったよね」


「しょうがねぇじゃん。好きな奴のまえで遠慮なんてできねぇよ」



顔が近づいてきて、チュッとリップ音がするだけの軽いキス。



「もうっ」


「ほら、降りるぞ」



顔が赤いまんま、車のドアをあける。



「どんなとこなのか楽しみ」


「俺も」



ふたり、初めての場所に訪れる喜び。
ふたりの思い出はこれからも積まれていくんだ。

楽しくたって、悲しくたって。
怒ってたって、ないてたって。

どんなときも竜くんと一緒がいい。
すべての感情を竜くんと共有したい。


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