愛され任務発令中!~強引副社長と溺甘オフィス~
「やはり忙しいようで、なかなか話す機会がないな」

パーティーが始まって二時間。主催者であるゲーム会社の緒方社長と、副社長はなかなかコンタクトを取れずにいた。

【株式会社 リバティ】はここ最近、業績を伸ばしているスマートフォンゲームアプリを開発している会社だ。


そんな業界内で注目を集めている会社を設立したのは、当時若干二十五歳の若き秀才。今でも充分若い三十二歳になる緒方社長はルックスもよく社交的で、よく若き新鋭としてビジネス雑誌などで取り上げられているようだ。


副社長とはまた違った人種だと思う。というか、人柄的にはまったくの真逆というか……。


つい先ほど、壇上でスピーチをした緒方社長は終始にこやかに笑顔を絶やさなかった。時には冗談を交えて会場の笑いを取り、コミュニケーション能力もありそう。

一方の副社長は常にポーカーフェイスでなにを考えているかわからない。おまけに笑わないし、口数も少ない。

なんとなくふたりは性格的に合わない気がするのは、気のせいだろうか?それに……。
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