愛され任務発令中!~強引副社長と溺甘オフィス~
「え……なっ! 副社長!? どうして笑うんですか!?」

私、副社長を笑わせるようなことなんて一言も言ったつもりはないのに。

ワケがわからず状態の私に、副社長は笑いを堪えながら話してくれた。


「悪い……ただお前、けっこう言うな。父さんのことけなしすぎだろ。聞いたら泣くぞ」

「……あっ! そんなけなしているつもりは……」

慌てて弁解するも、副社長に「いいよ、本当のことだから」と遮られてしまった。

「そうだよな、俺まで父さんみたいになってしまったら、うちの会社潰れるな。……でもまさかあそこまではっきり言われるとは思わなかったよ」

「……すみません」

必死だったとはいえ、さすがにまずいことを言ってしまったよね。

謝るものの、副社長は首を左右に振った。


「俺……父さんの会社に入社してから、一度も感情を表に出さなくなった。意識してやっていたことが、いつの間にか当たり前になっていたんだ。……それなのにお前は想定外だった。そもそも夢にも思わないだろ? 面接の日に緊張していたからとはいえ、まるで漫画みたいに綺麗に転びやがって。おかげで噴き出しちまっただろ?」

「……え」
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