愛され任務発令中!~強引副社長と溺甘オフィス~
「ねぇねぇ、どうして副社長はあんな風になっちゃったか知ってる?」
「どうしてって……どうして?」
気になり、私も身を乗り出してしまう。
すると紗枝は得意気に話し出した。
「先輩から聞いた話なんだけどね、ほら。代表ってところかまわず心の声ダダ漏れさせちゃうときがあるじゃない?」
「うん」
代表は仕事中で社員の前だろうと、感情の赴くままに動く人だ。
そのせいで秘書の田中さんが手を焼いていて、よく社内でふたりの言い争う声が響き渡るほど。
「副社長に対する想いも社内を移動中、田中さんに愚痴っていたみたいで。けっこう知っている人が多いみたいなんだけど……」
そう言うと紗枝は、周囲を一度警戒した後コソッと言った。
「それがさ、子供の頃はいーっつもニコニコ笑っていて、笑顔が絶えない天使みたいだったらしいよ」
「……嘘っ!?」
あの副社長がいつもニコニコ? だめだ、想像できない。
「どうしてって……どうして?」
気になり、私も身を乗り出してしまう。
すると紗枝は得意気に話し出した。
「先輩から聞いた話なんだけどね、ほら。代表ってところかまわず心の声ダダ漏れさせちゃうときがあるじゃない?」
「うん」
代表は仕事中で社員の前だろうと、感情の赴くままに動く人だ。
そのせいで秘書の田中さんが手を焼いていて、よく社内でふたりの言い争う声が響き渡るほど。
「副社長に対する想いも社内を移動中、田中さんに愚痴っていたみたいで。けっこう知っている人が多いみたいなんだけど……」
そう言うと紗枝は、周囲を一度警戒した後コソッと言った。
「それがさ、子供の頃はいーっつもニコニコ笑っていて、笑顔が絶えない天使みたいだったらしいよ」
「……嘘っ!?」
あの副社長がいつもニコニコ? だめだ、想像できない。