愛され任務発令中!~強引副社長と溺甘オフィス~
時計で時間を確認すると、就業時間まであと一時間と少し。特に急いでやらなくてはいけない仕事なんてない。
でも待っていてもいいかな? 副社長が戻ってくるのを。
彼のデスクの上にはファイルや資料が置かれていた。副社長は帰宅する際、必ずデスク周りを整理整頓して帰っている。
ってことは真っ直ぐ直帰せず、一度戻ってくるってことだよね?
だったら待っていてもいいかな? ちゃんと副社長の顔を見たい。疲れていそうだったら、田中さんの言う通り早く帰ってもらえるよう言おう。
そう心に決め、残りの勤務に取り掛かった。
「遅い……な」
定時をとっくに過ぎた二十二時前。社内に残っている社員もまばらなようで、オフィスの方から物音が聞こえない。
自分の仕事は終わり、資料をまとめたり給湯室や副社長室の掃除を念入りにして時間を過ごしていたものの、そろそろやれることもなくなってくる。
でも待っていてもいいかな? 副社長が戻ってくるのを。
彼のデスクの上にはファイルや資料が置かれていた。副社長は帰宅する際、必ずデスク周りを整理整頓して帰っている。
ってことは真っ直ぐ直帰せず、一度戻ってくるってことだよね?
だったら待っていてもいいかな? ちゃんと副社長の顔を見たい。疲れていそうだったら、田中さんの言う通り早く帰ってもらえるよう言おう。
そう心に決め、残りの勤務に取り掛かった。
「遅い……な」
定時をとっくに過ぎた二十二時前。社内に残っている社員もまばらなようで、オフィスの方から物音が聞こえない。
自分の仕事は終わり、資料をまとめたり給湯室や副社長室の掃除を念入りにして時間を過ごしていたものの、そろそろやれることもなくなってくる。