愛され任務発令中!~強引副社長と溺甘オフィス~
早く家に帰ってもらって明日明後日と二日間、ゆっくり過ごしてもらおう。

タクシーを一台呼び、私も帰る準備をして副社長室に戻ると、彼は応接ソファに腰掛けぐったりしていた。

「え、副社長大丈夫ですか?」

駆け寄るものの、途中で「大丈夫だ」と近づくのを拒否されてしまった。


「ずっと今日中に仕事を終わらせようと気が張っていたから……。帰るとなると身体は正直で、少ししんどくなっただけだ」

副社長はそう言うけれど、とても少ししんどいってだけには見えない。


副社長をタクシーに乗せるまでが私の任務だと思っていたけれど、自宅に到着しても無事に自分の部屋までたどり着けるだろうか。こんなに辛そうな身体で。


考えれば考えるほど心配になってしまい、デスクの上に置いてあった副社長のバッグを持った。

「副社長行きましょう。そろそろタクシーが来ると思いますので」

「あぁ、悪い……」


小さく深呼吸し立ち上がったものの、すぐに彼の身体はふらついてしまい、ソファに逆戻りしてしまった。
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