愛され任務発令中!~強引副社長と溺甘オフィス~
副社長を無事に自宅まで送り届けることができて、ホッとしたものの、ベッドに寝かせたままの彼が気になり、再び寝室に向かうと副社長は息苦しそうにしていた。


あ……ネクタイ緩めた方がいいよね。それにジャケットも着たままでは皺になってしまう。

ベッド脇に膝をつき、副社長の声をかけた。

「副社長、ジャケット脱げますか? できれば着替えもした方がよろしいかと……」

「……あぁ、そうだな」


そう言うとどうにか副社長は起き上がり、ジャケットに脱いだ。それを受け取り、クローゼットのハンガーにかける。

「あとはもう大丈夫だから。……助かった」

「でも……」

「いいから」


ネクタイを外し、ベッドに横になった副社長。心配だけど、いつまでも私がいたらゆっくりできないよね。

「わかりました。それではこれで失礼します。……ゆっくり休んでくださいね」

「わかってる」

腕で顔を覆ったまま力ない声で言われても、不安になる。
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