愛され任務発令中!~強引副社長と溺甘オフィス~
私服はもちろん、今日みたいなパーティーに着ていく服は必ずお世話になっている。

「全然です。オーナーもまた是非いらしてくださいと言っておりますので、いつでもお力にならせてくださいね」

「ありがとうございます」

つられるように頭を下げてしまう。

オーナーさんとも何度かお会いしたことがあるけれど、物腰が柔らかくて笑顔が素敵な人だった。

ふたりが並んでいるところを見ると、本当にお似合いだなって思えるほど。

そんな話をしていると、美和子ちゃんが割って入ってきた。


「はいはい! 挨拶はそこまでにして! 菜穂美ちゃん、今日はお兄ちゃんのマンションに泊まるって言っていなかった? 確かパーティーに出てそのまま泊まってふたりでお祝いするって言ってたよね?」

「あー……うん、そうだったんだけど……」

言葉を濁してしまう。

この前美和子ちゃんと会った時に話したんだっけ。今夜のことを。
< 295 / 319 >

この作品をシェア

pagetop