君に華………三日間の奇跡…………
廊下に、1人でしゃがみ込み佇んでると、影が射した。



「何してるの?遥?どうしたの―?」


分かる。この柔らかい声。


『美咲―――――――

美咲は、私のドナーの相手なの?



だから、私のとこに来たの?


会いに来てくれたの?』




うつむいた顔を上げた。


美咲は、、、


笑ってた―――――



やっぱり。。



そうなんだね。


『どうして――――――


なんで、会いに来てくれたの?』



――――――――――――――――――――――――――――――――






「同じ年の女の子だって、知ったの。死んだ後にね。


あたし、体弱くて学校いけなくて友達居なかったから、本当いつも、1人ぽっち。


だから、"友達"が欲しかったの。



一緒にいればいるほど、離れたくなくなって


遥のドナーに慣れるなら幸せなの。


もう、私達は、1人ぽっちの寂しい子どもぢゃないよ」



涙が、、止まらなかった。。
< 18 / 56 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop