私はあなたの恋愛相談相手~この思いを胸に秘めて~
そのまま、昼休みが終わり、掃除の時間。
私が教室でモップがけをしている時だった。
「なぁ結茉、今日一緒に帰らね?鞠子先輩、委員会で一緒に帰れないから暇なんだよ。カラオケでも行かね?」
「あ、う…」
"うん‼"と、言いそうになったのをどうにか堪え、私は、軽く息を吐く。
…危ない。つい、いつものノリでOK出しちゃうところだった。
さっき、決めたばかりの決意を思い出し、私は、馨に向き直る。
そして、
「行かない」
と、キッパリ言い放った。
一瞬、
きょとんとした表情を浮かべ、馨は、ジーっと私を見つめた。
その間、私は、複雑な気持ちで彼からの言葉を待つ。
「………」
「………」
しばらくお互い沈黙が続いた。
耐え難い沈黙の中、
……馨、今までこんなことなかったから驚いてるだろうな…。やっぱり、急すぎた?言葉をもっと選べばよかったかな?
と、私が先程の返答に少しずつ罪悪感を感じ始めた頃。
彼は、思い付いたように
「あぁ!カラオケ嫌だったか?それなら、ゲーセンでも…」
と、なんとも的はずれなことを言い出した。