短編集(その他)
ある日、コタローが水槽から消えていた。

寝る前に確かに水槽にいれたのに・・・。

リビングを探しても、和室を探してもコタローはいなかった。

「蓋をしなかったからいけなかったの?」

コタローのいなくなった水槽に呟いた。

もちろん返事はない。

「コタロー・・・。」

涙は不思議とでなかった。

でも、ひどい喪失感と孤独感が・・・。
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