【11/7改訂版】お願いダーリン! ~大好きな上司に片思い~
「主任……好きです」
その言葉に、晃は苦笑交じりに結花の額をデコピンする。
「お前の好きは安いな昔から……。飯をおごったりするたびにそのセリフ。飯が嬉しいだけだろ?」
完全に本気になどしていない晃に、結花の心はギシッと音を立てる。
「そうですよ」
結花はそんな自分の気持ちを隠すように、ニコリと笑うとベッドから立ち上がった。
「病院行かなくても大丈夫か?まだ微熱があるし休んでいいぞ」
「もうすっかり大丈夫です!それにまだ仕事も山積みですよ」
「まあ、そうなんだけど……。でも無理するなよ」
(千香、告白した事が無いんじゃなくて、本気にしてもらえないんだよ。ずっと……。いつまでも私はあの頃からかわらず女として見られない……)
晃が部屋から出たのを確認すると、結花は小さくため息をついた。