【11/7改訂版】お願いダーリン! ~大好きな上司に片思い~
【千香!大丈夫?】
【あの後どうした?】
慌てた結花のメッセージに千香は啞然とした。
「もしかして……結花?」
「うん。俺が付き合ってもらうように頼んだんだ」
「どうして?」
千香の問いに、少し返事に困ったような町田の顔に、また千香の心に不安が広がった。
ふーっと大きく息を吐いて、急に立ち上がった町田を見て、また涙が落ちそうになった。
少ししてカバンの中から紙袋を手に町田は戻ってきた。
じっと千香を見つめると、「少し早いけど」と前置きをして、
「これ、クリスマスプレゼント」
そう言って千香に持っていた紙袋を渡すと、町田は言葉を続けた。
「俺ってこんな性格だから千香ちゃんに信用されてないんだなって。俺はずっと本気で千香ちゃんを口説いていたつもりだし、嘘は言ってなかったんだけど」
そこで一息つくと、町田もココアを飲んだ。
「だからクリスマスにレストランでも予約して、プレゼントも用意して本気を見せようかと……。それで結花ちゃんにもプレゼント選ぶの付き合ってもらって……。でも俺がちゃんと選んだよこれ。開けて見て?」
【あの後どうした?】
慌てた結花のメッセージに千香は啞然とした。
「もしかして……結花?」
「うん。俺が付き合ってもらうように頼んだんだ」
「どうして?」
千香の問いに、少し返事に困ったような町田の顔に、また千香の心に不安が広がった。
ふーっと大きく息を吐いて、急に立ち上がった町田を見て、また涙が落ちそうになった。
少ししてカバンの中から紙袋を手に町田は戻ってきた。
じっと千香を見つめると、「少し早いけど」と前置きをして、
「これ、クリスマスプレゼント」
そう言って千香に持っていた紙袋を渡すと、町田は言葉を続けた。
「俺ってこんな性格だから千香ちゃんに信用されてないんだなって。俺はずっと本気で千香ちゃんを口説いていたつもりだし、嘘は言ってなかったんだけど」
そこで一息つくと、町田もココアを飲んだ。
「だからクリスマスにレストランでも予約して、プレゼントも用意して本気を見せようかと……。それで結花ちゃんにもプレゼント選ぶの付き合ってもらって……。でも俺がちゃんと選んだよこれ。開けて見て?」