俺様ドクターに捕獲されました
「ずっと好きだった女を、抱きたくないわけがないだろう。もうそろそろ我慢も限界だったから、この間は、本気でやばかった」
顎を優しく掬われて、彼と視線が絡んだ。優しく目を細めて私を見つめる彼の瞳は、驚くほどに澄んでいる。
「……優ちゃんて、すごく目が綺麗だったんだね」
「あ? なんだ、今さら。何年俺と一緒にいたんだよ」
「本当だね。私、優ちゃんのこと見てるようで、全然見てなかったのかも」
だって、知らなかった。私を見つめる視線がこんなに優しいことも、その瞳に込められた愛情にも。私は全然、気づいていなかった。
「これからは、ちゃんと見てろよ。今から、俺しか見えないようにしてやる。全部、俺のものにするからな」
身体の向きを変えて、彼の首に手を回すと彼の顔がゆっくりと近づいてくる。
「これからよろしくな、俺の奥さん」
「こちらこそ、旦那様」
「あ、それいいな。もう一回言って」
クスクスと笑いながら、もう一度「旦那様」と呼ぶと、彼の唇が私の唇を塞いだ。啄むようなキスから、次第に深くなっていくキスに身体の力が抜けていく。
そのまま彼にベットに押し倒され、顔中にキスの嵐が降ってくる。
「……やっと、捕まえた。もう逃げるなよ」
きつく私を抱きしめて、そうささやいた彼の身体を負けじと抱きしめ返す。