俺様ドクターに捕獲されました


「うん。ちゃんと逃げないように捕まえててね」

「ああ。今度は、間違わない。愛してるよ、里衣子」

「私も、愛してる」


遠回りはしたけれど、きっと私たちはこうなる運命だったに違いない。


私だけに見せる甘い笑顔で微笑んだ彼が、もう一度「愛してる」と言って優しいキスをしてくれた。



* * *



「……んっ、朝?」


目に光を感じて、そっと目を開くと大きな窓から明るい部屋に射し込んでいる。


あれ、昨日……カーテン閉めなかったんだっけ?


それに、素肌に触れるシーツが気持ちいい。あったかくて、足とお腹になにか絡みついて……。


そこまで思って、パチリと目を開く。すると、驚くほどの近い距離に見たこともないような甘く蕩けた笑顔があって目を見開く。


驚いて身体を離そうとするが、がっちりと彼に抱きしめられていてそれはできなかった。


「こら、離れるな。おはよう、里衣子」


チュッと額にキスをされて、昨日の記憶が甦り顔が熱くなる。恥ずかしくなって彼の硬い胸に顔を埋めると、クスッと小さく笑った彼が頭のてっぺんに触れた。


なんか、甘々だ。どうしよう、すごく照れる。

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