俺様ドクターに捕獲されました
「待て。なら、一緒に行こう。これから、時間が合うときは風呂も一緒に入ろう。もう術式唱えて我慢する必要もないしな」
「えぇ? もう、どうしてそんなに一緒に入りたがるの?」
嫌なわけではないけれど、一緒にお風呂とか夫婦になったとはいえ恥ずかしさのほうが勝る。
せっかく羽織ったバスローブを脱がせろうとしている彼から逃れようとするが、逃がしてくれるような人ではない。あっさりとバスローブは床に落とされた。
「俺、りいと素肌で触れ合うのが好きだから。服とか、邪魔。直接りいの体温を感じたい。風呂なんか、りいと入ったら最高のリラックスタイムだろ」
だから、寝るときとか半裸なのか。そのうち風邪をひかなければいいなと思いながらも、お腹をなでている彼の手に自分の手を重ねる。
「じゃあ、がんばって癒す。髪、洗ってあげる?」
「ああ、じゃあ行くか。その前に、キスして、りい」
穏やかな笑みを浮かべた彼が、ねだるように頬を擦り寄せてくる。こういうの、ちょっとキュンとしちゃう。男の人が甘えてくれるのって、うれしいものなんだな。
唇を近づけてくる彼に顔を寄せて唇を重ねると、うれしそうに破顔した彼が私を抱きしめた。