月の瞳を持つ少女
「だから、お前…………
ツキがこの話を持ってきた時、やっと、やっと真実が表に出るって思った
それと同時に疑念も生まれた。なんで、女がそんなこと言い出してんだって
だから、郁弥に聞いた時にすぐに会いたかった。ツキがどんな奴なのかって……
直のやつ、いい趣味してやがるなハハ」
スッと赤メッシュは右手を差し出す
「俺の名は切原 北斗キリハラ ホクト。元月華副総長だ。
今は幸村組の第五部隊幹部をしている。
…………今更だが、よろしく。」
パァンッ
「馬鹿なの?あんた」
「ッ!」
私は差し出された手を叩いて弾いた