月の瞳を持つ少女






「だから、お前…………

ツキがこの話を持ってきた時、やっと、やっと真実が表に出るって思った


それと同時に疑念も生まれた。なんで、女がそんなこと言い出してんだって




だから、郁弥に聞いた時にすぐに会いたかった。ツキがどんな奴なのかって……





直のやつ、いい趣味してやがるなハハ」











スッと赤メッシュは右手を差し出す







「俺の名は切原 北斗キリハラ ホクト。元月華副総長だ。

今は幸村組の第五部隊幹部をしている。

…………今更だが、よろしく。」




































パァンッ











「馬鹿なの?あんた」







「ッ!」









私は差し出された手を叩いて弾いた







< 198 / 240 >

この作品をシェア

pagetop