月の瞳を持つ少女





──────────────






ある倉庫の中











ボコッ



「カハッ……ヒュウッ」









「おいおい、お嬢さん、早く吐いた方が身のためだぜ」









「……話すわけ…ないじゃんハハ」










その倉庫の中心には血だらけの女が倒れていた








その周りを囲むのは気持ちの悪い男達









その目の虚ろさから、薬物を使用しているのは明白であろう











「そろそろ話さないと、、俺らも気が長いほうじゃないんだわー」




「昌さん、やっちまいましょうよぉ」








男達の中心となって話している昌アキラとよばれる緑のメッシュの入った男












「姫になんの関係があるのよ……」








昌は姫の近くに立つ男に指で指示を送る









ボコッ









「ぐぇッ」





< 205 / 240 >

この作品をシェア

pagetop