彼は高嶺のヤンキー様4(元ヤン)
「ここ、クルーザーのてっぺん・・・・!?」
その証拠に、屋上が下に見える。
強風もめっちゃ体に当たる。
腕の力を抜けば、飛ばされてしまいそうな風力。
〔★絶望的な現在地点だ★〕
「うう・・・しかも、進行方向じゃない・・・・!?」
船が前に進むにつれ、左腕にかかる負荷が強くなる。
痛い。
しびれる。
(でも手を離したらー)
海に落ちる。
おぼれる。
(下手すれば、スクリューに巻き込まれて・・・!)
「こんなところで死ぬの・・・!?」
―凛♪―
「いやだぁ・・・」
瑞希お兄ちゃんに女の子として、好きと言ってないのに・・・!!
「告白もする前に死ねるかァァァ・・・・!!」
はいつくばり、なんとか頑張る。
そんな私の耳に声が届く。
「あんた!なんで4千万ごとぶっ飛ばすんだよ!?」
「うるさい!俺だって、あいつが軒猿をかばうとは―――――」
「緊急連絡!ターゲットが、爆破で外に放りだされました!」
「おい、今なら、凛道蓮を簡単に捕まえられるんじゃないか!?」
「そうだ、チャンスだ!」
「おい、貴様ら!?このライフルが目にー」
「手裏剣でぶっ壊れたもんなんか、怖くねぇよ、ばーか!」
「これで俺のもんだ!」
「いいや、俺の獲物だ!」
「あたしのお金!」
「金、金、金!!」
(金の亡者共め・・・・!)
人が生きるか、死ぬかで頑張ってる時に―――――――――
「おい、いたぞ!」
「アンテナにしがみついてる!」
「う・・・・!」
見れば、あいた穴から顔をのぞかせる数名の審判達がいた。