彼は高嶺のヤンキー様4(元ヤン)





「ほーほっほっほっ!当然でしょう~!?凛ちゃんを狙った奴は、ミキサーにかけられてドブ川に捨てられても文句言えないわよ~♪」

「やめてください、モニカちゃん!笑顔で具体的な方法を言ってるあたりが、本当っぽくていやです!」

「じゃあ、許して放流かよ?」

「えー俺、メダカの稚魚ですかぁ~?」

「わはははは!!安心しろ~顔だけは勘弁してやっからなぁ~!?」

「お前は運が良い。通常はボコって放置だが、今回はシゲ先生のアフターケア付きだ。」

「どこが!?4代目~シゲ先生~助けて!」

「やめてあげて下さい、みなさん!」

「そうだよ。患者だからね。」

「凛もシゲ先生も、心配しなくても大丈夫ですよ。」

「瑞希兄ちゃん。」

「瑞希君。」

(やっぱりね!お兄ちゃんなら止めてくれると思ったわ♪)




ホッとする私に向け、うるわしい笑顔で彼は言った。



「こいつを好きにしていいって、こいつの親父からの許可をもらってるんだ。」

「「・・・え!!?」」



瑞希お兄ちゃんの言葉に声をそろえる私と忍者。



(止めるどころか後押しした!?てか、お父さんってまさか・・・・!?)



感じた疑問をご老体が聞いてくれた。



「おや、その子のお父さんと知り合いかい?瑞希君?」

「そうっす!身元を調べあげた上で、ご連絡して差し上げました。」



「そのご連絡をいただき、参上つかまつりました。」




ガラっ!




そんな声に合わせて窓が開く。

ヌッと、誰かが顔を出す。






「わっ、わあああああ!?誰!?」


「父です。」






驚く私にそう答えて、窓から入ってきたのは、白髪まじりの頭をした青いネクタイをしめたスーツ姿の中年男性。

それで私以上に、軒猿がギョッとする




「親父!?なんでここに!?」




聞き返した瞬間、中年男性が視界から消える。




「このバカが!!」

ゴン!!

「いてぇ!?」




次に目にした時には、軒猿との間合いを詰めて、その正面から軒猿の頭に拳を落としていた。



「う~~~グーで殴りやがって!」



それで頭のてっぺんを抑えてうずくまる軒猿。



「黙らんか!この超・大馬鹿者!!」



そんな忍びの首根っこをつかんで立たせると、男性は私の方を見ながら言った。



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