清廉の聖女と革命の鐘

ブルーノは片足を軸に方向転換し、道が舗装されきれてない森の中に入った。

ぱきっと小枝を踏んだ音、木々のざわめき、遠くから聞こえてくる誰かの声。森の中はいろんな音で溢れていた。意識が散漫にならないよう警戒を怠らない。

_沖はどうなっているのだろうか?
ブルーノは走りながら、どうしても思考がそちらのほうにいってしまうのを止めることができなかった。

もし、本当に敵が乗り込んできているとしたら、それはかなりの軍事力だろう。強固な結界を破壊し_まず、あの結界を破壊することは果たして可能なのだろうか?いくら最新鋭の兵器をよういたとしても、神によって造られたとされる結界を壊すだなんて…。

タンッ
ブルーノは地面から出た大きな木の根を飛び越えた。日が当たることのないぬかるんだ土で足を掬われそうになるが、なんとか踏みとどまる。

足は止めず、そして思考も巡り続ける。

一つ、考えられることとしては_

「内部から手引きする者がいた…」

しかも、結界の弱点を知っていて、かつ外部との接触を試みることのできる権力者。

「なるほど…つまり爵位を持った貴族、あるいは位の上な聖騎士…」
そして、一番怪しいのは_
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