結構な腕前で!
後書き~という名のウラバナシ&ネタバラシ~
 だああぁぁっ! やっと終わった。
 終わりの神様はふよふよ漂っているところを無理やり降ろされた感じですが。

 もう無理。
 これ以上引っ張ったら、まじ終われない。
 ていうか、ほんま恋愛ジャンルって何がどうなったら終わるの。

 これは元々、茶道と武道(?)を合わせたら面白いじゃん、と思ったものの、ほんとにひたすら暴れまわるだけにしようと思ったところ、現代もののほうがいいだろう、と安易に現代ものにしたもので。
 左近は茶道の免許は持ってるけど、そう詳しくないので、部活程度で留めようと思ったら現代高校生だな、と。

 現代ものの高校生主人公だったら恋愛メインじゃないと話にならない。
 じゃあ先輩を慕って茶道部に、その先輩がちょっと変、と、ここまではスムーズに決まったのですよ。

 ていうか、これ大元じゃん。
 大元が決まったところで話自体もスムーズに進むとは限らん。

 左近は大抵、ぱっと浮かんだ一場面から話を広げていきます。
 スタートからは、そこを目指して進んでいけばOK。
 その場面を通り過ぎる頃には、話の筋は大抵できてるわけで、特にラストを決めずに、あとは終わりの神様が降りてくるまで、だらだら書き続けます。
 すると「はい、ここで終了」と終わりの神様が、すっと降りてくるわけですよ。

 が、これに関してはほんまに終わりの神様降りてこず。
 文字通りだらだら書き続けても、全く終わる感じがしない。

 途中でこれの下書き放り出して歴史ものを書き始めると、ま~書きやすいこと。
 一気に書き上げてしまいました。

 元々これ、『行雲流水~』より前に書き始めてた。
 でも案の定行き詰って放り出して、裏で歴史物を二本平行して書いて、どっちもしっくりこなくて、下書きの量的にこれのほうが大分あったから採用したんですよね。
 でも終われる気がしなかったので、これを公開するのかなり悩みました。

 結局連載を始めるまで、一か月ぐらい非公開で書いてましたね。
 その間に下書きを進めてたんだけど、やっぱり終われる気がしない。
 でもいい加減公開しないと……てことで(左近はいつも連載終了してから間をおかず新作開始してきたので、あまり次の開始までが開くと落ち着かない)これを公開したわけで。

 いやもうほんとに苦労しましたとも( ̄▽ ̄;)
 やっぱり現代ものは超短編か小咄でいいですわ。
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