甘え下手の『大丈夫』
「頑張れるとこまで頑張ればいい。やれることは自分でやればいい。オレがそばにいて支える」
「筧くん…」
涙が頬を伝った
「むしろゴキがでた時は頑張ってくれ。オレ得意ではないから」
「えっ?そこは頑張りたくないんですけど!」
思わず突っ込んだのだが、筧くんは、淡々とした表情を崩さず、『うん、頑張ってくれ』と繰り返すから泣きながら笑ってしまった。
「いやぁ、オレたち同期の中でカップル誕生か!めでたいなぁ」
橋本くんがしみじみと言うけれど、
「ちょっと待って!違うでしょ。私まだ何も言ってないし!カップルとか違うから」
焦った私は涙をふき、橋本くんに訴えた。
「いいじゃん、いいじゃん!相沢はこれから筧とラブラブカップル!これ決定~」
「そうよ、お似合いよ。仲間として長年一緒にいたんだもの。性格だってわかってるから安心じゃない」
それはそうだけど…
「なんか、流されてる気がする…」
そう拗ねる私に
「流されとけよ。ちゃんとオレが救い上げてやる」
なんて目の前で笑う同期に、流されてもいいや、なんて思ってしまっている私に次の恋は始まっているのかもしれない。
「筧くん…」
涙が頬を伝った
「むしろゴキがでた時は頑張ってくれ。オレ得意ではないから」
「えっ?そこは頑張りたくないんですけど!」
思わず突っ込んだのだが、筧くんは、淡々とした表情を崩さず、『うん、頑張ってくれ』と繰り返すから泣きながら笑ってしまった。
「いやぁ、オレたち同期の中でカップル誕生か!めでたいなぁ」
橋本くんがしみじみと言うけれど、
「ちょっと待って!違うでしょ。私まだ何も言ってないし!カップルとか違うから」
焦った私は涙をふき、橋本くんに訴えた。
「いいじゃん、いいじゃん!相沢はこれから筧とラブラブカップル!これ決定~」
「そうよ、お似合いよ。仲間として長年一緒にいたんだもの。性格だってわかってるから安心じゃない」
それはそうだけど…
「なんか、流されてる気がする…」
そう拗ねる私に
「流されとけよ。ちゃんとオレが救い上げてやる」
なんて目の前で笑う同期に、流されてもいいや、なんて思ってしまっている私に次の恋は始まっているのかもしれない。