妹の恋人[完]
9月の大会。
努力の甲斐もあって順調に勝ち進み、なんと準決勝まで勝ち進むことができた。
対戦相手は優勝候補の隣の中学で、ここに勝てたら悔いはないってくらい部員のみんなも気合いが入っていて。
試合はなかなかの好ゲームだったけど、後一歩のところで逆転できずに俺の中学バスケット部は幕を下ろした。
それでも、ここ数年2回戦負けが多かったバスケット部にしては快挙で、負けて悔しかったけどやりきった気持ちは嘘じゃなくて。
すっきりと引退することができたんだ。
高校へ進学しても続けたいな。
最後の試合は土曜日だったのもあり、カナコと母さん、単身赴任先からあわてて帰宅した父さんも応援に来てくれた。
試合後、俺よりも悔しそうに泣くカナコを見て、大野君が可愛いねと自分も泣きながら言ってくれたんだ。
ありがとう、大野君。
引退してからと言うもの、皆目の色変えて受験勉強しだした。
もちろん俺も例外ではなくて。
毎日学校帰りに大野君と図書館で勉強して帰るのが日課だった。
時々、大野君の彼女の早川さんも一緒だった。
早川さんは少し離れ女子高への進学を希望していて、今の成績なら大丈夫だと先生にも言われているらしい。
努力の甲斐もあって順調に勝ち進み、なんと準決勝まで勝ち進むことができた。
対戦相手は優勝候補の隣の中学で、ここに勝てたら悔いはないってくらい部員のみんなも気合いが入っていて。
試合はなかなかの好ゲームだったけど、後一歩のところで逆転できずに俺の中学バスケット部は幕を下ろした。
それでも、ここ数年2回戦負けが多かったバスケット部にしては快挙で、負けて悔しかったけどやりきった気持ちは嘘じゃなくて。
すっきりと引退することができたんだ。
高校へ進学しても続けたいな。
最後の試合は土曜日だったのもあり、カナコと母さん、単身赴任先からあわてて帰宅した父さんも応援に来てくれた。
試合後、俺よりも悔しそうに泣くカナコを見て、大野君が可愛いねと自分も泣きながら言ってくれたんだ。
ありがとう、大野君。
引退してからと言うもの、皆目の色変えて受験勉強しだした。
もちろん俺も例外ではなくて。
毎日学校帰りに大野君と図書館で勉強して帰るのが日課だった。
時々、大野君の彼女の早川さんも一緒だった。
早川さんは少し離れ女子高への進学を希望していて、今の成績なら大丈夫だと先生にも言われているらしい。