妹の恋人[完]
クリスマスを間近に控え、皆がそわそわしている時。

俺は、車を買うために一人でディーラーへ来ていた。

何度か足を運んで、もう車種は決めてあって。

父さんの了承を得ることもできたので、今日は契約をするためにやってきたんだけど。

「浅野様、お待ちしてました」

担当の営業は、ベテランで。

家の車も、彼から買っているので安心といえば、安心。

「よろしくお願いします」

書類にサインをし、必要な手続きを済ませていく。

支払は、ため込んでいたバイト代で現金で。

「お車は年明けになりますがよろしかったですか?」

「はい、お願いします」

納車日は、カナコの入試が終わった最初の日曜日にした。

「では、当日ご自宅までお届けしますので」

「あ、ここまで取りに来てもいいですか?」
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