妹の恋人[完]
車を買うことは、カナコには内緒にしている。

最初にカナコを乗せてやりたい。

試験が終わって、結果が出る前だけど、それでも気分転換に慣らし運転がてらドライブもいいんじゃないかと。

書類の控えを受け取り、外へ出るとどんよりと空が重くて。

「ホワイトクリスマス・・・」

この調子だと、雪が降るかもしれないなぁ。

ぴんと冷えた空気の中、毎年恒例のクリスマスプレゼントを探すべく街の中を歩く。

今年は・・・カナコもハナちゃんも受験生だから、何かそれっぽいものがいいだろうか。

無事に希望する高校に合格しますように。

合格してからも使えるような何かがあれば・・・。

雑貨屋や文房具店をあれこれ見て回り、二人にお揃いのシャープペンとボールペンのセットをあげることにした。

とても使いやすそうで、普段でも使えるだろうけど、少しいいものを。

まあ、クリスマスプレゼントとしてはどうかと思うけど・・・。
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