妹の恋人[完]
それから、毎日がアッと今に過ぎていき。
俺も、カナコも無事に卒業式を迎えることができた。
父さんと母さんも、引っ越しの準備や手続きに追われていて、俺自身も最後のバイトを終えて束の間のゆっくりした時間を過ごしつつも、ダンボールに囲まれながら複雑な思いだった。
3月の最後の1週だけど、4月からの就職先へアルバイト扱いで研修へ行くことが決まっていて。
そのころには父さん達はもうアメリカにいるんだ。
「おにいちゃん、これはどこに置くの?」
俺の部屋を、今使っている二階の部屋から父さん達の寝室へ異動させることになり。
俺の部屋も、軽く引っ越し前の段ボールだらけ状態で。
「ああ、その本、カナコ欲しいのがあったらよけておいてよ。後で古本屋へ持って行くから」
「え、そうなの?」
ダンボールに入った本を、カナコが一冊ずつ選び始めて。
この機会に、いらないものを処分しようと本棚やクローゼットからすべてだし、売る物、処分するものと仕分けしていた。
父さん達の寝室からも、持っていなないものの中から処分するものや残しておくものなどがたくさん出てきて。
4年後、父さん達が戻ってくるまでは今までの俺の部屋に置いておくことになっていて。
俺も、カナコも無事に卒業式を迎えることができた。
父さんと母さんも、引っ越しの準備や手続きに追われていて、俺自身も最後のバイトを終えて束の間のゆっくりした時間を過ごしつつも、ダンボールに囲まれながら複雑な思いだった。
3月の最後の1週だけど、4月からの就職先へアルバイト扱いで研修へ行くことが決まっていて。
そのころには父さん達はもうアメリカにいるんだ。
「おにいちゃん、これはどこに置くの?」
俺の部屋を、今使っている二階の部屋から父さん達の寝室へ異動させることになり。
俺の部屋も、軽く引っ越し前の段ボールだらけ状態で。
「ああ、その本、カナコ欲しいのがあったらよけておいてよ。後で古本屋へ持って行くから」
「え、そうなの?」
ダンボールに入った本を、カナコが一冊ずつ選び始めて。
この機会に、いらないものを処分しようと本棚やクローゼットからすべてだし、売る物、処分するものと仕分けしていた。
父さん達の寝室からも、持っていなないものの中から処分するものや残しておくものなどがたくさん出てきて。
4年後、父さん達が戻ってくるまでは今までの俺の部屋に置いておくことになっていて。