僕の恋人
相原先生は車いすを押している。


車いすには麦わら帽子を深くかぶった女の子が座っている。


あれが美咲か……?


ここからじゃよくわからなかった。


よく見るために少し場所を移動しようとした瞬間、由依の悲鳴が聞こえて来て俺は空地の茂みへと身を潜めた。




なんだ?


どうした?


なにが起こってる?


確認してみたいけれど、恐怖で体がすくんで動かない。


人の足音が近づいて来て、由依の悲鳴がピタリと止まった。
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