オオカミ君と甘い✕✕
「雫……だいすき……」

驚いた顔をしながら、そういった渚くんを見た私は、きっとトマトみたいに顔が真っ赤だったと思う。

「私も……」

渚くんは今どんな顔をしているんだろう。

顔をあげられない私は、うつむいたまま、

「帰ろっか…もう下校時間だ…」

と言って逃げてしまった。

「うん、そうだね。帰りましょうか」

いつもの渚くんの声だった。

少し恥ずかしさも無くなってきて、冷静になった。

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