副社長のイジワルな溺愛
缶ビールを出すと、隣に座るようにとフローリングを叩かれた。
「ソファ、ないんだな」
「置くと手狭になるので……いずれ引っ越したいなと思っていますし」
「そうか」
喉を上下させて美味しそうに飲み進める彼の横顔があまりにも綺麗で、ついつい見惚れてしまう。
額から鼻頭までが稜線のように緩やかに連なっていて、通った鼻筋とその高さに触れたくなる。
少し薄めの唇はビールで濡れていて、さっきまで私とキスをしていたのだと思うと、途端に赤面してしまった。
「なに?」
視線に気づいた彼は、ビールを飲もうと首を傾けたまま私を流し見る。
魅惑的な瞳に捕らえられると、息もできなくなりそうなほど鼓動が鳴りだした。