副社長のイジワルな溺愛

「副社長」
「ん?」
「私のすっぴん、見たくなかったですよね?」

 キスもしてくれたし、こうして抱きしめてくれているけど、多少なりともがっかりしたんじゃないかと思う。

 地味で華のない私の素顔なんて、何の魅力もないだろうし……。


「そうだな、見たくなかったかもしれないな」
「……ですよね、今度からちゃんとメイクしておきます」
「こんなにかわいいとは思わなかったからな」

 私を見下ろす彼は、少しイジワルな笑みを浮かべて満足げだ。


「俺にしか見せたことない?」

 頷いて答えると、すぐにまたキスをされて抱きしめられた。


「よかった……」

 耳元で安堵の思いを呟いた彼は、私の頬にキスを一つ落としてベッドを下りた。


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