副社長のイジワルな溺愛
「副社長が、私を想ってくれているって知った時、本当にびっくりしました。でも、その時はまだ倉沢さんのことがあったばかりで返事もできなくて……ごめんなさい」
「いいよ、今さら謝られても。別に悪いことはしてないんだし」
「散々待たせるだけ待たせて、副社長が月曜からしばらくいなくなると思ったら、ちゃんと言いたいなって思って……」
ふぅーん、と相槌を返した彼の声色は、少し私を突き放す。
やっぱり今さらっていうのがあるんだろうけど、言わないままでいいなんて思えないから、意を決する。
「私、副社長に恋をしました。私なんかが好きになるなんて身の程知らずって言われそうだけど、でもっ……!!」
不意に抱きしめられ、少し乱暴にキスをされて言葉が身体に戻ってくる。
苦しいのにやめてほしくなくて、私も自然と彼の背に両腕を回して抱きついた。