深夜零時の呪い~止まらない負の連鎖~
一つに繋がった私の夢の意味…。
恐怖に負けないように
拳を握りしめ、莉香に手を伸ばして
立ち上がらせると消え入りそうなくらい
小さく呟く。
「…魔莉乃が言ってたの。
紗来の血筋を……柚姫、を…!!!守れなかったって…トンネルに行ってって…!」
…嘘だって思いたかった。
違うって誰かに言って欲しかった。
そんな私が抱いた届くわけがない願いを
抱いた。
莉香の声が響く。
とても、震えた声だった。
「何言ってるのよ…柚姫は、ただ買い物とか…外にいるだけよ…」
無理矢理に引き攣った笑顔を作って
莉香は笑う。
それを横目に私はポケットに入れたままに
なっていたスマホと
真っ直ぐに玄関へ向かい私に立たされても
まだその場から動かないでいる莉香の方へ
ゆっくりと振り返る。
「…っ行ってみれば、わかるから…
早く、無事だって納得したいの…」
そして鍵もかけずに私は家を飛び出した。