深夜零時の呪い~止まらない負の連鎖~
「魔莉乃の記憶…?」
『キャハハハハハハハハハハハハハハ!!』
高笑いを続ける媛乃。
私の言葉を無視して笑い続ける
その姿は恐ろしい、ただそれだけだった。
「笑ってないでなんとか言ってよ…っ」
恐怖に耐え、媛乃にそう言った。
『ばいばーい』
返事は帰ってこず、媛乃は笑いながら
鏡に映る私に手を伸ばした。
「……っ?…意識……が……」
眠い。
突如私を眠気が包んだ。
媛……乃……
『キャハハハハハ!!』
抗えない。どんどん意識が消えていく。
「………うぅ…」
そうして私はぱったりと倒れるように
意識を失ったのだった……。