深夜零時の呪い~止まらない負の連鎖~
「…神咲魔莉乃、だな」
「きゃぁっ!?」
その日の放課後…
媛乃と別れ1人で家に帰ろうとした私の
前に突然男達が現れたのだ。
驚きのあまり叫び声をあげて
私は逃げようとした。
「逃がさん」
けど、その手を男に掴まれる。
「やだ!なんですか!?」
私の質問に男達は答えた。
「私達はこの村に迫る危険を伝えに来た。
この村は今、“魔女”によって破滅の危機に
陥っている」
「ま、魔女…?破滅…?」
意味がわからない。
それだけのために私に声をかけたの?
戸惑いを隠せない私に男の1人が
私に説明を始めた。
「この村、魔莉乃村の奥にあるトンネル。
そこで1人の忌み子が捨てられていたらしい。
今は18歳。名前は…愛原(あいはら)媛乃」