深夜零時の呪い~止まらない負の連鎖~
次の日。
私は昨日のことで眠れず
朝早く登校した。
いつもは媛乃と行ってるのだけれど
今日はそんな気分ではなくて。
媛乃の家の前に『今日は先に行くね』
と書いた手紙を置いておいた。
そうして1人で学校に向かっていた私だけど
学校についた途端、私の教室3-1から
怒鳴り声が聞こえてきたのだ。
なに!?
怒鳴り声の正体を知るべく
教室のドアがうっすら開いているのを見て
そこから覗き込んだ。
教室の中はがらりとしていた。
でも真ん中に同級生の女子が
何人かいて
誰かに寄って暴言を吐いていた。
暴言を吐かれている女子は
無言で俯くだけ。
その顔を見て私は顔を手で思わず覆った。
うそ…
媛乃……!?